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主な機能と分析の手順
[ KH Coder ]

概略図

KH Coderの大まかな機能を下図に示します。 KH Coderのコマンド名をクリックすると、コマンド紹介ページに移動します。 ※一部、スクリーンショットや詳細ページが用意されていないコマンドもあります。 ※PCの大きな画面でご覧いただいた方が見やすいかもしれません。

2段階での分析

大まかに2つの段階からなる分析手順を想定して、KH Coderを製作しています。

  • 段階1では、データ中から語を自動的に取り出して、その結果を集計・解析します。これによって、分析者の予断をなるべく交えずに、データの特徴をさぐったり、データを要約したりします。
  • 段階2では、分析者が「こういう表現があれば、コンセプトAが出現していたと見なす」といった指定(コーディングルール作成)を積極的かつ明示的に行い、データ中からコンセプトを取り出します。その結果を集計・解析することで、分析を深めます。

コンピュータは人間のように意味を理解できるわけではないので、自動処理を主体とする段階1では、分析者にとって重要な意味があるコンセプトを取り出せないこともあるでしょう。そんな場合は段階2に進むことが有効と考えられます。
※こうした考え方について詳しくは設計思想を書いた論文をご参照下さい。なお実際の分析手順は、言うまでもなく、KH Coderをお使いになる方のご方針や状況によって変化するものです。


お薦めの本
 

KH Coderの入門書
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KH Coderの本
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知を再構築する 異分野融合研究のためのテキストマイニング ※川端亮先生(KH Coderの「K」の由来)によるご解説あり
 

よくわかる質的社会調査 技法編 ※川端亮先生による計量テキスト分析のご解説あり
 

やってみよう テキストマイニング ※別著者によるKH Coder入門
 

文化情報学事典 ※「文化」をコンピュータで扱い統計的に分析する
 

計量文献学の射程 ※「文化」のなかでもテキストの場合